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2014年3月1日 (土) 19:30時点における最新版
Spinについて
Spinはモデル検査のためのツール。非同期、並列、分散アルゴリズムやシステムを対象とし検査する。 モデルの作成にはPromela言語を使用する。
コマンド
Spinのコードを実行する
spin a.pml
安全性の検証
spin -a -f '![]pp' ltl.pml gcc -DSAFETY pan.c
オプション
- -a
- 検証の用のソースコード(C言語)を生成する。
- -e
- すべてのエラーを表示する。
- -cN
- N番目のエラーで停止する。
- -c0
- エラーが発生したとき停止しない。
- -m
- 通信チャンネルが一杯のとき、送信分はブロックせずに実効される。
- メッセージは消失し通信チャンネルの状態は変わらない。
- -t
- ガイド付きのシュミレーションを実行する。
ログに関するオプション
- -p
- ソースコードを表示する
- -g
- グローバル変数を表示する
- -s
- チャンネルへのデータ送信を表示する
- -r
- チャンネルの受信データを表示する
モデルの作成
検証対象のシステムモデルはPromela(Process Meta Language)で記述する。
時相論理(LTL)
記号 | 意味 | Spinでの記述 |
---|---|---|
¬ | pでない | !p |
∧ | pかつq | p && q |
∨ | pまたはq | p || q |
→ | pならばq | p -> q |
↔ | 同値 | <-> |
□ | 常にp | []p |
◇ | いつか必ずp | <> |
U | qまでpが成り立つ | p U q |